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治療リスク

治療のリスク・副作用

1.矯正治療に際して痛み、違和感がある

硬い顎の骨の中で歯の移動が起こるメカニズムは下記のようです。

  • 矯正力を加えた歯は根が骨に押されます。
  • するとそこに破骨細胞が現れ骨の吸収が起こります。
  • 吸収がおきてできたスペースに歯が動きます。
  • 反対の隙間になったところは骨芽細胞が出てきて骨が再生します。
  • これを繰り返すことで歯が徐々に動いて行きます。

この一連の行程は炎症反応の一つなので歯の移動の際、痛み、違和感が発生します。痛みの程度は人により様々ですが、虫歯のような痛みではなく通常耐えられる程度で治療開始から数日、調整後1〜3日です。次第に慣れてくることも多いようです。

2.虫歯、歯肉炎のリスク

お口の中に矯正治療装置が装着されると歯ブラシが届きにくい環境になります。虫歯や歯肉炎、歯周病に罹患するリスクが高くなりますので通常時より遥かに口腔清掃を徹底していく必要があります。電動歯ブラシの使用も効果的です。

3.治療期間について

歯の動きには個人差があります。治療前に提示させていただいた治療期間よりも長くなることがあります。また短くなる場合もあります。

4.歯根吸収

骨吸収に関与する破骨細胞が誤って歯根に作用するという説や、硬い皮質骨にぶつかるためとも言われています。また過度な矯正力を用いたりすると起こりやすいと言われており、これを防ぐため弱い持続的な力で歯を動かしていきます。そのため治療が年単位になるのです。

5.ブラックトライアングル

歯頚部にできる歯と歯の間の隙間です。特に前歯部の叢生が大きい場合発生頻度が高くなります。また歯槽骨の幅や歯肉の状態により、適正な矯正力を用いても歯茎が下がることがあります。しかし歯の形態を修正することで空隙を少なくする対応ができます。

6.知覚過敏症

歯の移動中に一過性に知覚過敏を生じることがあります。多くは矯正力を停止しレーザー治療を行うことで回復します。

7.アンキローシス

歯の根が歯槽骨と癒着して矯正力をかけても動かない場合があります。

8.治療計画の変更

上記の様なリスクが発生した場合、治療計画を変更することがあります。

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